記事「時流は行くばかり」の続きとなるだろうか。
 ある日フレンドのSさんから、私に渡したいものがある、との言葉があった。


 結果としてはアイテムの仕様により受け取る事が出来なかったのだが、その渡したいものの正体に驚いた。トレジャーショップのスタージェム交換商品「トリトリ2016トリガー」だったのだ。
 私は期間限定緊急クエスト「トリックオアトリート2016!」へ一度も行けなかった事を別所にて発言していたのだが、それをSさんは目にしていたらしく、残念がる私を案じてくれたようなのだ。非常に有り難い話である。
 話の結果、余裕を持ってログイン出来た際は声をかけさせてもらう事になり、その日を終えた。

 そうして少し日が経った頃。余裕を持ってログイン出来た私は、早速Sさんへウィスパーを飛ばした。すると少し待つよう返事があり、これは忙しい時に話しかけてしまっただろうかと申し訳無く思ったものだ。
 しかしすぐに、今からトリガーを使ってもいいという返答を貰う事が出来たので、早速声かけを開始する事にした。
 丁度別の緊急クエストが控えている事もあり、なかなか人を集めるのは難しかったものの、最終的には八人が揃う。4人パーティーを二つ作り、Sさんがトリガーで発生させた「トリックオアトリート2016!」へと向かった。

 格好はどうせならばとハロウィン仕様、かぼちゃ頭である。
 星空広がる惑星リリーパの砂漠のあちこちにお化け達がいた。音楽は昨年と同じもので、何とも陽気な空気だ。その陽気さに機甲種達やダーカー達も浮かれて出てくるのだろうか。
 ふと音楽が変わり、NPCフーリエが姿を現す。出現したゼッシュレイダに気を配っていてあまり聞き取れなかったものの、BGMはどうやらフーリエのキャラクターソングのようだ。リリーパの合いの手がまた何とも可愛らしい。
 道中出現したファルス・ダランブルが、いつもより張り切っているように見えたのはハロウィンの雰囲気の所為なのだろうか。ダークファルスの中では確かにハロウィン向きの出で立ちだろう。
 最後にはゼータ・グランゾも出現し、派手に暴れ回る。あわや戦闘不能というところまで追い込まれたのでひやりとしたものだ。

 ゼータ・グランゾを打倒したところでクエストポイントが溜まりきり、クリアとなった。
 お疲れ様、などの言葉を交わす中で、Sさんに礼の言葉を伝えようとした瞬間である。
 軽い電子音と共に、その姿が消えてしまったのだ。
 どうやら不可抗力で強制的に回線切断されてしまったらしい。ドロップアイテムは確かに拾えたのだろうかと不安になるが、一番はしっかりと礼を出来なかった事が悔やまれた。此処はコメント付きグッジョブで礼を伝えるしかないだろうと各々がグッジョブを送信する。
 その後、貴重なドロップアイテムは辛うじて拾えていたという事が解り安堵したものだった。

トリック・オブ・トリート01
 ハロウィンといえば決まり文句は「Trick or Treat」であるが、今回の場合「Trick of Treat」、「楽しみのこつ」とでも訳せばいいだろうか。
 アクシデントこそあれど、頂いた楽しみを精一杯満喫し、私は感謝すると共にこれからの楽しみにも思いを馳せた。