緊急クエスト「新世を成す幻創の造神」が実装された日。
 あまり体調が良くなかった私は、今日エクストラハードへ挑戦するのはやめておこうと考え、難易度ハードへソロで向かう事にした。


神の一手は実に卑怯01
 ゲートエリアのモニターに映し出されているあれが世界樹なのだろうか。

神の一手は実に卑怯02
 世界樹へ降り立ち、魔法陣によって戦いの場へと転送される。この魔法陣は丁寧にあちらから用意されたものなのかもしれない。
神の一手は実に卑怯03
 想像され創造された神に。

 まず現れたデウス・ヒューナスは、別のクエストで戦った時と動きに変わりはない。見た事のあるものを軽く伸して次へと進む。

神の一手は実に卑怯04
 世界樹を登る途中では茨が生えたり降ったりして足止めを貰いそうになり、幾つかある障壁のある地点でエス・アンジェスなどのエネミーが多数出現する。戦いの最中にも茨による邪魔が入るので注意せねばなるまい。

神の一手は実に卑怯05
 頂上ではデウス・アンジェスとの戦闘になるのだが、画面に違和感を覚える。何やら非常に画面が見づらいのだ。
 行動はデウス・ヒューナスの純粋な強化版らしい。どの動きにも見覚えがあり、カウンターの練習とさせてもらった。

 デウス・アンジェスを打倒するとその体は世界樹の内部へと落ちていったが、底から龍のようなものが幾つも姿を現す。
神の一手は実に卑怯06
 これが完全体、とでも言うべきか。デウスエスカ・ゼフィロスである。
 先程から続く画面の違和感もその侭に戦いを続行する。基本的に画面外で見えないところから攻撃が来るので攻撃の予兆である声に気を付けたいのだが、時々それが効果音に重なるのか消えてしまう。
 嫌らしい事に、デウスエスカ・ゼフィロスの攻撃はヒットアンドアウェイのそれだった。こちらの攻撃が通るコアはデウスエスカ・ゼフィロスの攻撃時にしか近付いてはくれない。つまりこちらからの攻撃のチャンスが限られてしまうのである。
 その為にも出来るだけダメージを受けない事が求められるのだが。
 それは攻撃が苛烈になる後半の出来事だ。
 連続する攻撃で地面が、目の前が、真っ白に染まってしまう。声で判断した攻撃が繰り出される前か後に別の攻撃が来ているらしい、それを受けてノックバックか何かした瞬間に、避けようとしていた攻撃を追撃として受けてしまう。最初に受けた攻撃が何であったのかすら判別出来ない状態だった。
 ほぼ全ての前兆が見えない侭、最終局面を迎える。
神の一手は実に卑怯07
 月を剣で貫き、此処へ落とすというのだ。
 そうしてエマージェンシートライアルが発生し、五分以内にとどめを刺せとの指令があった。
 必死にコアを攻撃するも、見えない攻撃で存分に足止めされ、おまけにコアは全く近寄ってこない。バレットボウも撃ってみたがどうやらコアに上手く届かないようだ。それどころか持ち替えている間に攻撃に移られる事が多く、素直に待ち構えたほうがいいとは知ったのだが、やはり白で染まり見えなくなる数々の攻撃に邪魔をされる。
神の一手は実に卑怯08
 大いに邪魔をされた結果、発動した攻撃で大ダメージを受けクエスト失敗となった。

 よろよろとロビーへ戻り、用事の為クラスカウンターへと走った時に、戦いのさなか感じた違和感の正体が発覚した。
神の一手は実に卑怯09
 左はクエスト直後、右はクエスト前の状態に調整したものだ。
 デウス・アンジェスとの戦闘へ突入する際、カメラ視点が強制的に変更されていたらしい。その視点は初期状態よりも更に自分へ近寄ったものであり、視界は当然狭くなる。右のようにいつも最大に遠くした視点で戦っているので、この狭さは致命的だ。

 そうして別の日、二回目の挑戦で難度エクストラハードに挑戦したのだが、危惧していたものがそれ以上となって現実になった。
 視点は何とか強制変更されたその時に調整し直す事が出来たのだが、攻撃を避けられずに幾度も戦闘不能になってしまう。そしてやはり、その瞬間何をされたのかが全く解らない、視認出来ないのだ。

 以前、VITAの画面の明るさをかなり低めにしていたのだが、マガツ戦において暗すぎて召喚された黒の民モドキが見えない、という事態を受けて明るさを上げた。
 今度はその明るさを下げろというのだろうか。しかし、それで解決する保証は全く無い。

 此処まで来ると卑怯としか思えない造神の振る舞いである。
 果たして困難の解決は出来るのだろうか。しかし出来なければ勝ち目も薄い。今はただただ頭を抱えるしかない。



 続き:「光奪う光」