記事「最凶は敵なのか」の続きである。

 トリガークエスト「境界蝕む灼熱の絶対零度」エクストラハードへ、ヴィタエスレインと共に挑み続けて三回目となる。
 あともう少し。其処に手が届かないだろうか。


頂で眼を開け01
 回復薬がどうしても足りなくなるので、今回プレイ史上初めて料理「東京風ハンバーグ」を導入してみる。ノーモーションでHP50%回復というのはかなり心強いだろう。
頂で眼を開け02
 間違い無く全ての強化を施す。「今度こそ」を掴む為に。

 前半で如何に回復薬を残すかが肝となるだろう。怒り状態、灼零解放に至ったのは34:00頃、カタナコンバットは使っていたが初回のタイムとほぼ同じである。回復薬はかなり残っているので、これはいけるのかもしれない。
 頭部を集中的に攻撃し、エルゼリオンの角が折れて遂にダウンする。属性減衰も発生し、氷が飛ばなくなった。
 しかしどうしても、長時間の中で削られたものは響いてくる。暫くすると灼零解放も二度目が行われ、氷属性の攻撃が戻った。
頂で眼を開け03
 何もかも使い果たし、其処から更に粘ったものの。結局12:50頃に倒れ伏す。
 しかし諦めても、焦ってもいられない。キャンプシップに素早く戻り、回復薬を補充する。戻るまでの道のりのなんと遠い事だろうか。
 戻った瞬間、あのガード不能の爆発を起こす攻撃をあろう事か中央で発生させられたが、何とか端で避ける事が出来て安堵したものである。降ってくる氷もぎりぎりで避け、エルゼリオンへ突進した。
『弱ってきてるニャ! あともうちょっとだから がんばってニャ!』
 10:00頃か。パートニャーの通信まで漕ぎ着け、本当にあと少しらしい。其処で二度目のダウンを奪えた事は非常に運が良かっただろう。カタナコンバット中だった事もあり、存分に攻撃出来た。
 カウンターで確実に避けていくしかない攻撃ばかりで、なかなかカタナギアを発動させられずもどかしい気持ちを覚えたが、だからと焦ってはならない。攻撃を受けてもまずはジャストリバーサルでブレイバースキル「リバーサルカバー」を発動させ、スキルリング「L/メイトラバーズ」を過信せずに使う回復薬を見極め、確実に態勢を立て直していく。最後にものを言うのは基本、今までに培ったものなのだ。
 そうして、サクラエンド零式を狂いもなく頭部に斬り付けた瞬間。
頂で眼を開け04
 ぐらつく質量、色を失う体が見えた。
頂で眼を開け05
 しっかりと「クエストクリア」の証を捺印される瞬間を見るのは、やはり感無量である。

頂で眼を開け06
 回復薬の残りはかなり余裕があるが、これこそが肝だったらしい。
頂で眼を開け07
 改めて力尽きたエルゼリオンを見てみる。戦っている最中は気付かなかったが、随分と大きい。この体力も納得である。
頂で眼を開け08
 クリアランクは意外にもCではなくBであり、戦闘不能になっていなかったらどうなったのかと少々勿体無く思ったものだ。

頂で眼を開け09
 「画竜点睛」という言葉を思い出す。これは描いた龍に瞳が入っておらず、何故と問われると瞳を描けば龍が飛び去ってしまうからだと答え、実際に瞳を入れると絵の龍はたちまち天へ飛んでいった、そんな話から生まれた「完成において大切な仕上げ」「物事の最も重要なところ」という意味の言葉だ。
 この由来となった龍は元々四匹描かれていて、内二匹が瞳を描かれて飛んでいったものなのだという。
 二つの力を持つエルゼリオンはさしずめ龍二匹分といったところか。比べて私とヴィタエスレインが果たして龍のように力強いかは甚だ疑問だが、龍を打ち倒したのは事実である。
 最後の最後に眼を開いたのは、私達なのだろう。