(言う事聞いてくれないなあ……)
 ある日のデイリーオーダー消化作業にて。私はバル・ロドスと対戦していた。


じゃじゃ張り魚01
 難易度スーパーハードのバル・ロドスを、ヴィタエスレインで一息に倒せないものか。一息で、というのは開戦直後に拘束銃で筏に釣り上げたところで打倒する、所謂「一本釣り」の事である。
 何度か試してみて、カタナギアが発動していないとダメージが足りないと解ったのだが、ギアの発動に当たりやらなければならない手順がある。
 開戦直後、バル・ロドスは必ず筏の側に付けるのだが、その時大きめの水球をばら撒いてくる。その水球は着弾直前に筏へ波紋を映すのだが、その波紋が出たところに立ち、上を向いてその場所に向かってくる水球を見付け、上手くカウンターせねばならないのだ。
 今回は初回で失敗しても粘ってみようか。そんな思いで挑戦した。

じゃじゃ張り魚02
 通算四回目だっただろうか。
 水球着弾を表す波紋は見付けた。だが上を向いても水球が見付からない。それもその筈、水球はあろう事か真上から降ってきたのだ。それでは見える筈もない。それを四回目もまたやられてしまい、流石に疲れてきた。
 五回目に挑戦して水球は確かにカウンター出来たのだが、その五回目が釣り上げられない動きだったのでギアが無駄に消費されてしまう。
 雑魚エネミーを呼び出す行動はある程度ダメージを与えてからでないと無いようで、いくら待ってもギアを溜める手段は巡ってこなかった。

 結局二回釣り上げた後に倒したのだが、気持ちはまだまだ靄がかった侭である。
 今までも水球が真上からでカウンター出来ない事は多々あったが、まさかこれ程までに繰り返されるとは。言う事を聞いたものではない、とんだじゃじゃ張りであるが、倒されないようにあちらも粘っているのかもしれない。