フレンドのRさんがチャレンジクエストへ一人で向かう予定であると聞いていた私は、ログイン直後に尋ねてみる。
「もしお一人でしたらお供したいのですがいかがでしょうか……!?」
 これにはすぐ了承が返り、私は早速チャレンジ専用ブロックへと向かった。


 到着すると、Rさんの姿とは別に一人のアークスが側にいるのを見付ける。どうやら会話していたらしい。
 傍らにいたアークス、Tさんとはこれが初対面だ。挨拶をしてから、二人でチャレンジクエストへと挑戦していたのだろうかと尋ねると、TさんからRさんの様子を見に来ただけだと答えが返る。冗談で「冷やかし」とは零していたが、Rさんを案じていたのだろう。
 やがてRさんから、二人が良ければと前置きした上で誘いがかかる。これに乗らぬ手は無い、三人でチャレンジクエストへ挑戦する事となった。
挑戦は何もかも01
 「MISSION:始動」へ、緊張と好奇心を抱えて。

 私は武器が拾えなかったものの、すぐにソードを融通してもらいまともに戦えるようになった。その後ロッド、炎テクニックのフォイエも拾えたのでセットしておく。
 ユニットが手に入らなかったのは悩ましいものの、森林エリアはすんなりと越えて、火山洞窟エリアへと進んだ。

 火山洞窟エリアでは開幕からベイゼが成長を始め、爆発してしまえば毒の雨が降り注ぐ。それを止める事はかなわずとも、何とか早めに決着を付けたいところだ。
 私は肩越し視点でフォイエを放ち、中心を当てないことで火球を消さずに複数のエネミーを巻き込む、「掠りフォイエ」などと呼ばれているらしい方法で攻撃していく。雑魚エネミー戦を越えた後は二手に分かれ、私は単身で東側にいるウォルガーダを攻撃したが、途中でベイゼが爆発してしまい、一気に体力が削られる。やっとの事で倒せたが、西側を見るとキャタドランが暴れ回っており、戦闘不能になりながら何とか打倒する。
 此処からはグワナーダと、破格のレベルを持つバーン・ドラールが出現する。
 私は必死にチャットを打ち、グワナーダをバーン・ドラールに倒してもらおうと提案した。バーン・ドラールの火柱を避けながら、二体を何とか引き合わせようと誘導する。
 そうしてグワナーダに炎が当たり、それによってフェンスが解除された。もうVRエネルギーの余裕も無い、私は一目散にインターバルエリアへと駆け込む。
 支度にやや手間取ったものの、砂漠エリアへと進む。最初に出てくるガーディン達のセンサーに見付からないようにしたいのだが、二組目のガーディン達がこちらを見付けてしまい、トランマイザーを呼び出されてしまう。打倒こそ出来たが、フェンスが閉じるまでに間に合う筈もない。
 クーガーNXは無視、というより周囲に巻き起こっている竜巻で飛ばされてしまったのだろう。少し出遅れてしまった私も奥地で戦闘していたところに混ざる。
 此処の為に用意していたツインダガー、そしてレイジングワルツで高台に上がり、バルバリリーパ達を打倒しようと試みる。しかし倒すのに非常に時間がかかり、気付けばVRエネルギーももう僅かだ。急ぎ高台から下りて、落ちていたエネルギーを拾おうとするもあと少しで届かなかった。

挑戦は何もかも02
 キャンプシップにて今回の戦いを振り返り、色々と反省点も見えた。
 しかし初心に返り工夫を凝らすところは楽しいものでもある。力業だけでは上手くいかない、それもまた一興である。