ある日のログイン。
 フレンドの月影セレスさんが挨拶の言葉をくれたのだが、少しして悩ましげに呟いた。
 クエストに人が集まらないらしい。


 そういえば今は緊急クエスト「月駆ける幻創の母」がもうすぐ終わろうとしている。大多数は一回しかクリア出来ないこのクエストを終わらせてしまっているのだろう。
 取り敢えずそちらに加勢に行ってみる、そう伝えて急ぎブロック移動する。クエストカウンターへと走り、なんとかセレスさんと合流した。
 其処で話を聞いてみると、クエスト報酬が欲しいだけで難度は問わない、との事だった。何かキャンペーンでも開催されていただろうかと考えながら、今受注している難度エクストラハードよりもハード辺りならこの人数でも何とかクリア出来るのではないだろうか、そう提案すると、セレスさんは急ぎクエストを受け直した。
飛び込むは月の海01
 ぎりぎりでクエスト参加人数が三人になり、これはいけるか、そう思った矢先だ。
飛び込むは月の海02
 私が前哨戦、ライドロイドでの追撃戦を思い出したのは。

 流石に三人では無理があったようで、追撃戦はエスカファルス・マザーを削りきれずに終わってしまう。これではクエストリザルトはCランク確定だ。
 不安になりつつ本戦、エスカファルス・マザーとの戦いに挑む。久々のエスカファルス・マザー戦ではあったが、何とか連携技を凌ぎ、攻撃を叩き込む。
 エスカファルス・マザーが早々と大技を仕掛けてくる。周囲に出現する光のキューブを全て破壊出来たのが本当にぎりぎりでひやりとしたものを覚えたが、ダウンしたエスカファルス・マザーへ存分に攻撃させてもらった。
 そうして手酷く攻撃を受けたエスカファルス・マザーは、瞬く間に消えていった。

 セレスさんも大技のキューブ破壊時にひやりとしたらしく、キャンプシップにて互いに苦笑する。
 しかし何とか上手くいって良かった。そう言葉を交わして、やはり来て良かった、私は安堵へ密やかに息をついた。