記事「文体のお話」の続きです。
 特に「アークス旅日記」の文体についてのお話となっております。


 「アークス旅日記」の語り部(ナレーション)には、「自分の書く小説の文体」の制約+此処独自の制約を設けています。

1.淡々と語る事、口調の固定
2.(此処ではPSO2に)初めて触れる人にも解るような表記方法、略称の解説
3.疑問符「?」、感嘆符「!」、三点リーダー「……」の禁止
4.リアルネタの引用は極力控える事

 4つ目に関しては、

・比喩に個人を使わない事、PSO2の世界にほぼ確定的にその個人が存在しないから
・ただし伝承や伝説に関するものなど「特定の個人(人間)」が解らなければOK

 という内容でした。

 エピソード4になって、近未来の地球が出てきました。
 しかし4つ目の制約は相変わらず続いています。何故かと言うと、あの地球が「リアルとは違う世界線である」からです。一世界として見ているので「フィクション」とは表現しません。
 例えば、リアル地球にはヒツギさんやコオリさんなどの人物はいませんよね。それと同じで、「リアル地球に存在する人物がPSO2地球にいるとは限らない」という見方をしています。
 代表的なのが、PSO2地球で使われている「西暦」の成り立ちから考えるとある程度の人物は推測されますが、「リアルとは違う世界線である」以上、介在する人物が全て同じとは限らない、というものです。
 ただ、スポーツなど地球の文化面には触れやすくなったので表現の幅は広がったと思います。

 ちょっと神経質に制約を決めているかもしれませんが、この制約は指標でもあります。
 指標があるとやはり解りやすく、書く時に悩まなくていいので気持ちの面でも楽です。