緊急クエスト「悲劇を願う破滅の虚影」エクストラハードにて。
　盛大に出遅れてしまい、フィールドへ集まったのはたった二人だった。その場にいた一人のアークスへと、ひとまずどうしようかと尋ねてみる。すると私に任せる、という答えが返ったので、ものは試しとフォトン再燃焼機関にアクセスした。


　戦いの最中、私は思わず苦しげに唸ってしまった。
　この戦いの経験が少ないのか、そのアークスは短時間で戦闘不能になってしまう。スターアトマイザーで回復も試みたが、すぐにムーンアトマイザーは底を突いてしまい、私が倒れずにいたのでその後も何回かキャンプシップへと戻っていた。
　なんとか最終形態までは辿り着いたものの、其処で制限時間が過ぎてしまい、クエストは失敗に終わる。
　組んだアークスがこの結果をどう考えたのかは解らないが、私自身はある一つの事に思いを巡らせていた。

半々の具合01
　何度も補助に手を割いた事は勿論タイムロスとして計算していいだろうが、これは私一人では難度エクストラハードの相手を打倒出来ない事の表れではないだろうか。
　思わぬ形で己の未熟さを知る事となり、私はやはり唸るしかなかったのである。